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呪文のような九九

  • Shinichi Takeda
  • 6 de nov. de 2016
  • 2 min de leitura

私にとって九九は呪文であり「苦苦」だった。

それをいま、教えている。

わたしは、最近、口癖のようにいうことがある。

それは…

「覚えたことは忘れる」

「考えたことは一生忘れない」

大切なことだと私は思う。

「九九」を伝統的に丸暗記させる日本の教育。

なぜ、そう教えるのかがわからない。

乗法の交換法則が成立するのだから、

「九九」を覚えるのなら、半分でいいのだ。

それを2のだんから9のだんまで丸暗記させるから、覚えきれない。

じゃ、どうすりゃいいのと聞かれる。

一般的に「九九」を勉強するとき、

最初に…

5→2→3→4のだんの順で覚える。

じつは、覚えるのは、これだけで十分なのである。

5のだんは、5,10,15,20…かんたんに覚えられる。

「5のかたまり」をすでに覚えているからだ。

2のだんは、2,4、6…これも、簡単。

古い方は、「にーしーろーやーとう」なんて物を数えたものだ。

癖のあるのが3、4のだん。

でも、ちょっと集中すれば、覚えてしまう。

でも、4のだんをどう 覚えるかというと...

ちょっと、考えてみよう。

そう、2のだんを2回、足せばいいのだ。

2のだんは、みんな得意だから、簡単である。

すぐに、書けるだろう。

そして、上と下の数字を足してみると…

2のだん:2 4  6  8 10 12 14 16 18

2のだん:2 4  6  8 10 12 14 16 18

4のだん:4 8 12 16 20 24 28 32 36

ほら、4のだんの出来上がりである。

さて、問題は6のだん。

どう覚えるかである。じつは、覚えるのではなく考えればいい。

3のだんを2列書いてみよう。上下の数字を足してみると…

3のだん:3  6  9 12 15 18 21 24 27

3のだん:3  6  9 12 15 18 21 24 27

6のだん:6 12 18 24 30 36 42 48 54

ほら、6のだんの誕生である。では、7のだんは、どうだろうか。

3のだんと4のだんをたせばいい…だろうか。

ちょっと、覚えるのに苦労しているから、それはやめた方がいい。

じゃ、どのだんを使おうか。そうなのである。

「九九」の最初に覚えた、5、2のだんをつかえばいい。

では、書いてみよう。そして、5と2のだんを足してみると…

2のだん:2  4  6  8 10 12 14 16 18

5のだん:5 10 15 20 25 30 35 40 45

7のだん:7 14 21 28 35 42 49 56 63

ほら、できた。みんなが難しがる7のだんが無理なくでてくる。

では、8のだんは、どうだろうか。

4のだんを2回、足せばいいでしょ。

4のだん:4  8 12 16 20 24 28 32 36

4のだん:4  8 12 16 20 24 28 32 36

8のだん:8 16 24 32 40 48 56 64 72

では、最後の難関。9のだんはというと…

ここまで書けば、もう、わかったでしょう。

5のだんと4のだんの合わせ技。

4のだん:4  8 12 16 20 24 28 32 36

5のだん:5 10 15 20 25 30 35 40 45

9のだん:9 18 27 36 45 54 63 72 81

ほら、難関の9のだんが無理なくできた。

小学2年生で「九九」を覚える。

「九九」を覚える前に、2けたのひっ算を覚えている。

しかも、足し算は、比較的みんな得意なのである。

この時期、繰り上がりのある足し算も平気でこなす児童が多い。

だからこそ、このやり方で「九九」を覚えるといいのだ。

覚えるというよりも

考えながら覚えるのがいいのである。

数学的な考え方を育てながら「九九」を覚えると一生忘れない。

わたしも、そうやって「九九」を覚えたかった。

 
 
 

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